2025.06.17

リノベーション向きのマンションの選び方

みなさんこんにちは！ライフスタイルプロデューサーの田邉です。

いつもたくさんのご相談を頂きありがとうございます。

梅雨はどこへいったのでしょうか？

昨日は新築の近隣あいさつに回りましたが、、まさかの35度超えでバテバテでした、、、

それでも元気出してまいりましょう！！

ということで今回はリノベ向きマンションの選び方についてお話します。

「理想のマンションリノベーションを実現したいけれど、物件選びで失敗したくない…」

そう考えている大阪市内にお住まいのあなたへ。マンションリノベーションは、自由な空間づくりを叶える素晴らしい方法ですが、建物の構造や管理規約によって、できること・できないことが実はたくさんあります。せっかく希望に合う物件を見つけても、リノベーションの夢が叶わない…そんな事態は避けたいですよね。

この記事では、大阪市内でのマンションリノベーションを成功させるために、物件選びで絶対に押さえておくべき3つの重要ポイントを、プロの視点から分かりやすく解説します。このポイントを知ることで、あなたは無駄な時間や費用をかけることなく、リノベーション向きの理想のマンションを見つけられるようになります。

1. 壊せない壁（構造壁）がないかを確認しよう！

マンションの建物構造には、大きく分けて「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。

ラーメン構造: 柱と梁で建物を支える構造で、室内の壁の多くは間仕切り壁のため、比較的自由に壁の撤去や移動が可能です。大胆な間取り変更や、開放的なLDKへのリノベーションを考えている方に適しています。
壁式構造: 壁自体が建物を支える構造で、撤去できない壁（構造壁）が多く存在します。そのため、大規模な間取り変更が難しく、リノベーションの自由度が制限される可能性があります。

【チェック方法】 内見時に間仕切り壁を軽くノックしてみてください。「カチカチ」と固いコンクリートの音がする場合は、構造壁である可能性が高いため注意が必要です。不動産会社に構造図の確認を依頼し、「壁式構造」と判明した場合は、希望のリノベーションが本当に可能か、専門家への相談を強くお勧めします。

2. 給排水管の経路と状況を徹底チェック！

水まわりの位置変更は、マンションリノベーションにおける大きなポイントの一つ。しかし、給排水管の経路や状況によっては、希望通りのレイアウトができないケースがあります。

共用排水管の位置: マンションには各住戸の排水を集めるための共用排水管（縦管）があり、その位置は固定されています。もし住戸の中央部に位置している場合、キッチンやお風呂、トイレなどの水まわり設備を大きく移動させることが難しい場合があります。パイプスペース（PS）の位置は必ず確認しましょう。
配管の管理方式: 専有部分（各住戸内）の給排水管が、ご自身の階の床下や、階下の天井裏を通っている「直床・直天井」のマンションがあります。この場合、配管のメンテナンスや交換の際に、下階の住戸に影響が出る可能性があり、将来的な維持管理の面で注意が必要です。理想は、ご自身の住戸内で配管のメンテナンスが完結する「二重床・二重天井」の物件です。

【チェック方法】 物件の図面でPS（パイプスペース）の位置を確認し、可能であれば管理組合に配管の構造（直床・二重床など）や改修履歴を問い合わせてみましょう。

3. マンション管理規約の厳しさを確認しよう！

マンションには、快適な共同生活のために「管理規約」が定められています。リフォームやリノベーションに関する規定も含まれており、これが理想の住まいづくりを左右する重要な要素になります。

リノベーションの制限: 中には、「フローリングへの変更禁止（カーペットや畳のみ許可）」「水まわり設備の移動禁止」「配管の交換禁止」といった厳しい独自のルールがあるマンションも存在します。
使用建材の指定: また、工事自体は可能でも、遮音等級の定められたL-40/L-45等級以上のフローリングの使用義務など、建材の種類や仕様が細かく指定されている場合があります。この場合、使いたいデザインの素材が使えない、あるいは選択肢が限られてしまう可能性があります。

【チェック方法】 物件購入前に、必ず最新の管理規約と使用細則のコピーを入手し、リノベーションに関する項目を徹底的に確認してください。不明な点は管理組合や管理会社に直接問い合わせることが重要です。