約50年前からこの地に佇む歴史あるマンションの最上階・角部屋です。必要最低限のリフォームを繰り返した様子ですが、間取りなど建築当初のまま時の流れが止まったような雰囲気を醸し出していました。

“大人かっこいい”をコンセプトに、甘くなりすぎないようにあえて黒やグレーを選びました。丸いフォルムが可愛くて。昼間でもインテリアとして成り立ちます。夜はほっと安らぐように、温かみのある灯りでゆっくり休めます。

爽やかなブルーの壁はオーガニックの黒板塗料。黒板として使わなくてもいいアクセントになってくれます。オーガニックなので嫌なにおいもなく、小さなお子様にも安心です。

海外の駅や街角にありそうな存在感のあるダブルフェイスクロック。おしゃれなだけでなく、キッチン側からも、リビング側からも時間を確認できて実用的◎

収納付きのダイニングテーブルは大工さんによる造作で。料理、配膳、食事、団らんと生活動線を考えてすぐに物が手に届くようにダイニングと食器棚、本棚は一体化にしました。

ステンレスの天板はお手入れしやすく人気です。土台はシンプルにコンクリートブロックを使用。油や水はね防止にタイルを貼りました。ダイニングテーブル兼食器棚では収納〜配膳もスムーズに行うことができ、作業台として使うこともできるので広々とお料理を楽しめます。

洗面台はまだまだ綺麗な状態だったため再利用。タイルで遊び心をプラスしました。照明をこだわったり、タイルを貼るだけでイメージがガラッと変わりますよ。

陶器製や木製、セラミック、真鍮、トグルスイッチなどさまざまな素材のものを集めました。スイッチひとつこだわるだけで気分があがります。

消臭効果抜群の珪藻土を塗っているので芳香剤を置く必要がありません。ペンダントライトで落ち着く空間を演出。

「ただいま」と玄関を開けるとふわっと木の香りが出迎えてくれます。約41 ㎡と小さいお家ながらも収納をしっかり確保。

ぐっすり眠れる空間づくりを意識しました。珪藻土の塗り壁と、無垢の杉材によって、まるで森に中で寝るような心地よさを味わうことができるでしょう。1日の疲れをここで癒してください。

意外と見落としがちな住まいからの電磁波。屋内配線から床や壁に伝播して身体に帯電を起こし、アレルギー反応が出る人や、身体がなんかダルいということも。大地に寝転がって癒されるのと同じように(アーシング)、余計な電気がない空間だからこそ本当に身体が休まると思っています。1日の疲れを休める寝室や長時間いる空間の施工をおすすめしています。