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竹フローリングのメリット・デメリットを解説

竹フローリング

竹を使ったフローリングは、竹の節が風情のある和やかな雰囲気を出してくれます。

この記事では、竹フローリングのメリット・デメリットを紹介していきますので、マイホームやリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

竹フローリングの特徴

竹材でできたフローリングは「バンブーフローリング」とも呼びます。

竹は頑丈な素材なので、ダンススタジオなどにも使われています。

最近では、自宅に使う人も増えてきています。

竹フローリングの環境的メリットとサステナビリティ

竹は地球環境に最も優しい建材の一つです。

成長速度が木材の約3~5倍と非常に速く、3~5年で収穫可能となります。

また、根を残したまま収穫できるため再植林の必要がなく、CO2吸収量も一般的な樹木の約35%多いとされています。

さらに、竹は土壌侵食を防ぎ、生物多様性の保護にも貢献します。

FSC認証やPEFC認証を取得した竹フローリングを選ぶことで、より持続可能な住宅づくりが実現できます。

カーボンニュートラルな素材として、環境意識の高い住宅オーナーから注目を集めています。

竹フローリングのメリット

竹フローリングのメリットを紹介します。

頑丈な素材

竹は頑丈でありながら軽く、傷や割れに強い素材です。

表面が傷つきにくいため、家具などの移動も安心して運ぶことができます。

そして、竹は弾力性が高く、重い荷物や家具を置いても、壊れることがありません。

中に空気を多く含んでいるため、蓄熱効果があり頑丈でありながら冷えにくいと言われています。

ワックスがけ不要

木製のフローリングの場合、ワックスがけが必要になります。

竹フローリングの場合は、防塵・防水性が備わっているため面倒なワックスがけは必要ありません。

季節に合わせた最適温度

竹は線状に構築されているため、熱が一方的に伝わりやすくなり、夏は熱を分散させて冷たく感じることができます。

冬は、暖房の熱を通しやすく、床が温まりやすいです。

軽い

竹の中は空洞のため、コンクリートや木材に比べて軽いです。

軽さゆえに建築をする際にかかる運搬費用や労力がかかりにくくなります。

柔軟性がある

竹はしなやかなので、曲げることができます。

曲げて加工できることから、コンクリートや木材では表現できない近代的なデザインの建物にも向いています。

乾燥しても伸縮しない

木材の弱点は乾燥すると縮んでしまい、反り返ってしまう可能性がある点です。

反り返ってしまうとその度に修理の手間や費用がかかります。

一方、竹は乾燥しても伸びたり縮んだりしないため、一定の状態を維持してくれます。

消臭殺菌効果がある

昔の人は竹の皮で食材を包むなどしており、竹の消臭殺菌効果を利用していました。

現在では、竹の消臭剤があるほど消臭効果が認められています。

店舗の内装に用いると嫌な臭いがこもりにくくなる効果を期待できます。

熱伝導率に優れている

夏はひんやりしていて涼しく冬は熱が伝わりやすく暖かい空間が作れる特徴を持っています。

床暖房との相性の良さから、フローリングに適しています。

竹フローリングのデメリット

一方、竹フローリングには以下のようなデメリットもあります。

経年劣化による変色

木製のフローリングの場合は、ワックスをかけるため、そのコーティングで変色が少ないです。

一方、竹のフローリングは、ワックスがけをしないため、年月が経つにつれて変色する可能性があります。

床表面が酸化することで、竹の経年劣化により色が濃くなっていきます。

しかし、変化した色が好きな方もいるので、一概にデメリットとはいえませんが、竹材を床に使う場合は念頭に入れておいた方がいいかもしれません。

価格が高い

木材に比べると、竹材は高価になります。

ただ、素材の頑丈さや耐久性を考えると、長い目で見るとかかる費用は変わらないかもしれません。

補修が困難

傷がつきにくいとはいえ、傷や凹みが生じた場合は補修することになるでしょう。

しかし、竹フローリングは削ったり再塗装できるわけではないので補修が困難であることがデメリットです。

火に弱い

竹は木材と同じく火に弱いため、火災が起きると燃え広がりやすいです。

建築に竹を用いる場合は、耐火性を上げる加工を施す必要があります。

現在では耐火性を上げるために発砲ウレタン加工などが用いられることが多いです。

カビやすい

カビが付きやすいのも竹の弱点です。

加工を施さずに使用すると、カビの影響で黒ずんだりカビの嫌な臭いが発生してしまいます。

薬剤を中に含ませるなどの対策で解決することが可能です。

虫がつきやすい

竹は虫を寄せ付けやすい素材でもあります。

しかし、発砲ウレタン加工や炭化加工を施すことで虫を寄せ付けづらくさせることができます。

繊維方向に割れやすい

繊維の方向にもろいのが竹の特徴でもあります。

繊維方向に圧力が加わるとすぐに割れてしまいます。

割れを防ぐためには発砲ウレタン加工が効果的です。

竹フローリングが適している場所・用途

竹フローリングは様々な場所で優れた性能を発揮します。

自宅

リビングでは耐久性と美観を両立し、家族が集まる空間を上品に演出します。

キッチンでは耐水性と抗菌性により、衛生的な調理環境を提供します。

子供部屋では天然素材の安全性と、転倒時の衝撃吸収効果で子供を守ります。

スタジオ

また、ヨガスタジオやダンススタジオなどの商業施設では、適度な弾力性と滑りにくさが運動に最適な環境を作り出します。

高齢者施設

高齢者施設では、転倒リスクを軽減する安全性と、足腰への負担を軽減する効果が評価されています。

竹フローリングのお手入れ方法

竹のフローリングは、基本的に特別なお手入れは不要です。

ワックスがけの必要もありません。

むしろ、ワックスをかけると、少しペタペタした感触になってしまうので、かけない方がいいです。

そして、竹フローリングは水にも強い特徴がありますが、濡れた状態で放置しておくと、カビの原因になることもありますので、すぐに拭き取るようにしましょう。

竹フローリング施工業者の選び方

竹フローリングの施工を成功させるには、経験豊富な専門業者の選択が重要です。

まず、竹材の特性を理解し、適切な下地処理と接着剤の選定ができる技術力を持つ業者を選びましょう。

見積もり時には、材料の品質(厚み、密度、表面仕上げ)、施工方法、工期、アフターサービスについて詳しく説明してもらいます。

また、過去の施工事例や顧客の評価を確認し、竹フローリング特有の問題(収縮、反り、割れ)への対策経験があるかを確認することが大切です。

認定施工店や、竹材メーカーが推奨する業者を選ぶと安心です。

まとめ

今回は竹フローリングの特徴を紹介しました。

まだ認知度の低い床材ですが、丈夫で耐久性の高い素材なので、床のリフォームを検討している方は視野に入れてみてはいかがでしょうか?

ゆいまーるClubでは、自然素材にこだわった住まいづくりを行っています。

お気軽にご相談やお問い合わせください。

監修者写真

この記事の監修者

大栄住宅株式会社 / ゆいまーるClub 代表取締役社長 加藤 栄 Sakae Kato

福岡大学工学部化学工業科卒業。
研究では地球環境問題に興味を持ち「酸性雨に対する土壌の理科学的性質」を卒論に。
1992年より大阪の親族の分譲住宅施工販売会社にて16年間現場と営業を経験。
2008年自然素材を使った健やかで快適な住まいづくり、ゆいまーるClub を創業。
2012年一般社団法人環境循環型住宅推進協議会理事を務め環境に正しい住まいづくりを啓蒙。
健康、環境に配慮した住まいづくりを推進しながらお施主様に本当に良い家の知識を提供している。

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