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SDGs Active!〜洗剤を使わない暮らし〜

SDGs洗剤を使わない暮らし

こんにちは。野田です。

ゆいまーるClubでは毎月勉強会を開催し、その中で各自でSDGsについての取り組みを行い共有するということを続けています。

今回は私の取り組みを発表します。

sdgs14

SDGsの17項目のうち【14.海の豊かさを守ろう】に関わる問題です。

 

タイトルの通り【洗剤を使わない暮らし】をここ3~4年ほどやってみてます。

とはいっても洗剤ゼロ!という訳でなく、汚れの性質を見てできる限り使わないという暮らしです。以前は何も考えず汚れは専用の洗剤で落とすものだと思っておりました…。

日常の中で洗剤を使う場面は、掃除、洗濯、食器洗い、お風呂など様々ですが
今回はその中で食器洗いについてお話しします。

まずは洗剤事情について。

一般的なご家庭でよく使われている食器洗い洗剤は合成洗剤が多いですね。

 

手が荒れてしまったり、すすいでもなかなか洗剤が落ちなかったりした経験はありませんか?

 

実は洗ったお皿に残留して体内に取り込ませていることをご存知ですか?

 

特に陶器などは土で出来ているため素材の孔(あな)が大きい分そこに洗剤が入り込んでしまうとなかなか落ちないのは想像がつくと思います。(陶器は洗剤で洗わない方が本当はよいそうです)

手を荒らしてしまうほど刺激が強い洗剤が、食事を通してわずかな量でも体に入っていると思うと嫌ですよね。

ちなみに某食器洗い洗剤の成分を調べてみました。
【水、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチルアルコール、クメンスルホン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン 、アルキレンオキサイド共重合物、ポリプロピレングリコール、クエン酸三ナトリウム二水和物 、塩化ナトリウム、洗浄助剤、塩化マグネシウム、水酸化ナトリウム、香料、防腐剤、着色剤】

 

まず1つ目の対策として私は天然成分100%のものを選びました。

石けんは、「石けん素地」や「カリ石ケン素地」、もしくは
「純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)」という成分でできています。
合成洗剤は化学合成で作られた、合成界面活性剤が成分となります。
つまり、商品の成分表示を見れば
石けんか合成洗剤かは、簡単に見分けられるのです。 
引用:まずは知ってほしい、石けんと合成洗剤の違い|無添加石けんの「シャボン玉石けん」 (shabon.com)

SDGs洗剤を使わない暮らし

石けん成分100%の液体洗剤や粉石けんに変えました。個人的には粉石けんの方が少量でもしっかり油汚れを落とせるので液体石けんは徐々に使わなくなりました。
米ぬかが家にあるときは米ぬかも使ってます。昔は米ぬかで食器を洗うのが一般的だったそうですね。手肌に優しいし、油汚れもしっかり落ちますよ。

消毒したいときは、煮沸消毒を。
ふきんのつけ置き漂白は酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使っています。
ハ〇ターなどの塩素系漂白剤は環境にも人にも良くないので使っていません。
酸素系で十分きれいになります。

水あかなどのアルカリ性の汚れにはクエン酸。
油汚れなどの酸性の汚れにはアルカリ性の石けんやセスキソーダを使います。

先ほど出てきた台所用の合成洗剤は中性洗剤ですが、
実は【水】も中性なんですよね。しつこい油汚れでない限り水で落とせます。

SDGs洗剤を使わない暮らし

2つ目の対策としてスポンジを天然素材のものに変えました。
へちまとセルロース、たわし
を使っています。

スーパーなどで簡単に手に入るスポンジの素材はナイロン不織布、ウレタンスポンジ、ナイロンなどの合成繊維でできていて、使っていくうちに摩擦でちぎれて排水されやがて海に流れます。
マイクロプラスチックといって近年問題になっていますね。海に流れた細かいプラスチックのクズを魚が食べて、またそれを私たちが食べることになります。まわりまわって自分たちに返ってくるのです。
また、素材が柔らかいので洗剤でしっかり泡立てて汚れを落とさないといけなく、洗剤もたくさん使うことになります。

へちまは油分を吸い取る特性があるので食器洗いにぴったりです。水だけでガシガシ物理的に汚れを落とします。体を洗うスポンジとして昔から使われてきたへちまなので食器を傷つけることはありませんのでご安心を。これも食器用、体用、娘の布おむつを洗う用など家中で使ってます。

ただ、少し硬めなので薄いグラスを洗う時や石けんでしっかり洗いたいときはセルロースのスポンジを使ってます。

予洗いとして鍋やお皿のしつこい汚れをたわしでしっかり落としてます。我が家は亀の子束子を愛用してますが、昔からあるものはやっぱりいいですね。ごぼうの皮むきなどにも使ってます。
そして古くなったものをシンク掃除にまわしているのでエコです。

 

SDGs洗剤を使わない暮らし

当たり前に使っている合成洗剤ですが、江戸時代の人はどうしてたかな?と考えてみるとどうでしょうか?今は便利な時代ですが、これからの時代こそ昔の暮らしのようにシンプルな生活を見直してみるといいなと思います。シンプルな暮らしを始めると心も体も地球にも優しくなります。

皆さんは1日でどれくらいの洗剤を使っていますか?
汚れの性質を知れば洗剤を今より減らせるかもしれません。経済的にも助かりますよね。

環境のことを考えたときに”エコっぽい”洗剤や、無添加っぽい洗剤を使ったこともありました。
パッケージを見てエコと書かれているものや、なんとなく高くて良さそうなものを使ってみたり。
裏の成分表を見てみると実は普通の合成洗剤と変わらない場合があります。

購入する前に裏の表示をしっかり見て選んで買うことをおすすめします。
それは衣・食・全てに共通することですね。オーガニックって書いてるけど添加物が入っていたり。
自然素材の珪藻土と書いているけどつなぎ材に樹脂が使われていたり・・・。

ゆいまーるClubが住まいに使っている素材は何か?気になる方はぜひお問い合わせください。

この記事を書いたスタッフ

コーディネーター・広報 野田 千晶 chiaki_noda

電磁波測定士

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