遠赤外線が身体にもたらす影響や効果は?
遠赤外線という言葉を聞いたことはあるけれど、効果や影響について詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では遠赤外線が人体にもたらす効果について解説します。
遠赤外線とは
遠赤外線は、電磁波の一種です。
太陽から地球へは、つねに多くの光が届いており、目に見える可視光線よりも波長が長い光を「赤外線」といい、その中でも特に波長が長い光を「遠赤外線」と呼んでいます。
一般社団法人遠赤外線協会では、3~1,000μmの波長を、遠赤外線と定義しています。
波長についてはいまいちイメージしづらいかもしれませんが、基本的に遠赤外線は温度を持つすべての有機物から放射されているものです。
遠赤外線は、物質に当たるとその物質の分子を振動させる働きを持っています。
分子が振動すると摩擦熱が発生し、これが熱源となります。
私たちは、遠赤外線を浴びることで体の深部まで温めることができるのです。
遠赤外線と健康
遠赤外線は電磁波の一種と先述しました。
電磁波と聞くと身体に悪いイメージがあるかもしれませんが、電磁波には身体に悪影響のあるものとないものがあります。
ガンマ線(放射線)やX線(レントゲン)などは身体に悪影響があるものとされています。
一方、可視光線や赤外線(近赤外線・中赤外線・遠赤外線)は身体に安心かつ嬉しい効果をもたらす電磁波といわれています。
とくに遠赤外線は体を温める効果があるため、健康グッズに応用されたり、医療現場でも活躍しています。
育成光線について
遠赤外線のうち、8~14μmのごくかぎられた波長帯は「育成光線」と呼ばれています。
育成光線は、水の分子の振動波長に近似していると言われており、水と共振共鳴作用を起こしやすく、熱エネルギーが水分を多く含む動植物の深部まで伝わることで、成長を促す効果まであるとされています。
遠赤外線が身体にもたらす嬉しい効果
遠赤外線は、身体に対していくつもの効果をもたらすことが期待できます。
主な効果は、以下の5つ。
血行促進
遠赤外線が体の深部から温めることで、毛細血管が拡張し、全身の血流を促進します。
新陳代謝が良くなる
全身の血液循環が促進されることにより、新陳代謝が良くなります。
代謝が良くなると脂肪を効率よく燃焼できるといわれています。
自律神経が整う
体が冷えると、自律神経が乱れてしまうといわれています。
体をしっかり温めることで、乱れた自律神経を整える効果が期待できます。
老廃物の排出促進
遠赤外線を浴びて体の深部を温めると腎臓の働きが良くなり、尿とともに老廃物を排出してくれるとされています。
免疫力向上
体が深部から温まれば体温も向上します。
体温が上がると免疫力も上がり、風邪などを引きにくい丈夫な体になるとされています。
まとめ
遠赤外線は人体に嬉しい効果がたくさんあることがわかりました。
現在では遠赤外線を利用した健康グッズなども販売されていますが、まずは一番長くいるお家の暖房器具を遠赤外線にできるのが望ましいですよね。
この記事を読んでいただいている方は、健康に気遣った住まいづくりを意識している方が多いはず。
たとえば、薪ストーブやペレットストーブなら、薪や木製ペレットといった天然の燃料を使い、輻射熱によって遠赤外線で家全体をあたためてくれます。
ゆいまーるClubでは、自然素材にこだわり、住まう人が元気に毎日を心地よく過ごせる住まいをつくることを大切にしています。