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和室から洋室へ│和室リフォームのポイント・注意点

和室リフォーム

ライフスタイルの変化に伴い、今ある和室を使わなくなったり、使い勝手が悪くなったと感じていませんか?

家の限られた空間を使わない部屋として放置するのはもったいないですよね。

思い切って洋室にリフォームしてみるのも手です。

今回は和室リフォームについてご紹介します。

和室を洋室にリフォームするメリット

和室は洋室に比べて床の断熱性や防音性が高く、直接床に寝転んだりできるので子どもが小さいうちは床におもちゃを広げて遊んだりと活躍します。

一方、洋室は重量による凹みを気にせず家具が置けます。

子どもが大きくなって、学習机やベッドなど家具が増えてくると、畳の和室より床がフローリングの洋室の方が使い勝手がよくなる場合もあるでしょう。

そのため、役割のなくなった和室をそのままにするよりも、洋室にリフォームしたほうがライフステージの変化にも対応して活用できます。

和室リフォームの工事内容

和室から洋室にリフォームする際、大きく分けて4つの箇所があります。

・床

・壁・天井

・収納

・建具

 

【床の和室リフォーム】畳→フローリング

畳をフローリングに張り替えるリフォームです。

価格を安く抑えたい場合は、クッションフロアもおすすめです。

床材の変更工事では、畳を撤去してフローリング材を張るだけではなく、下地からやり直す必要があります。

畳の厚さが約40~50mmであることに対して、フローリングは12mm程度の厚みしかありません。

そのため、下地木工事を行い段差を調整する必要があるのです。

また、築年数が経っている住宅の和室では、畳の下に断熱材が入っていないケースもあります。

フローリングは畳よりも冷えやすいので、断熱材を追加する工事を行う可能性もあります。

費用は、フローリング材の強度や性能によって変動しますので、機能と予算のバランスを考えてフローリング材を選びましょう。

 

【壁・天井の和室リフォーム】真壁→大壁、天井をクロス張り

和室は、柱や鴨居、長押が見える真壁(しんかべ)が一般的です。

一方、洋室は柱などが見えない大壁(おおかべ)が一般的です。

和室リフォームをする場合は、和室の壁と天井を洋室仕様の壁紙クロスにリフォームする工事を行います。

天井と壁をリフォームする場合、巾木(はばき)や廻り縁(まわりぶち)で仕上げる工事も行われます。

巾木は見た目をよくする役割と、掃除機や家具をぶつけにくくする役割を果たします。

 

【収納の和室リフォーム】押し入れ→クローゼット

収納を和室リフォームする際は、既存の状態のままサイズやレイアウトを変えずに、例えばふすまの表面を洋風のデザインに張り替えるだけなら費用はかなり抑えられます。

元のレイアウトと違う収納をつくる場合は、解体費や天井や壁もやり直さなければいけないので費用がかさみます。

 

【建具の和室リフォーム】障子→カーテンレール

建具とは、ドア、窓、障子、ふすまなどを指します。

元の状態をどれだけ活かすかと、選ぶものによって金額が大きく異なります。

本格的な和室の場合、窓辺には障子を使っていることが多く、カーテンレールをつけないのが一般的です。

障子をやめてカーテンレールを設置する場合、壁に下地を入れる工事が必要となります。

しかし、障子は断熱性に優れており、直射日光を遮断しつつ部屋に柔らかい光を届けてくれるなどとメリットも多い建具です。

和室を洋室にリフォームしても、障子はそのまま使うという人も多いです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

和室リフォームしたい箇所はありましたか?

使わない和室を放置するのはもったいないので、思い切って洋室へリフォームして部屋を活用してみてはいかがでしょうか。

和室リフォームに興味を持っていただいた方は、お気軽にお問い合わせください。

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