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ゆいまーるClubが行う住宅における電磁波対策

お世話になっております。星野です。

前回のブログでは「電場・磁場」を深堀したお話しをしました。

今回は「ゆいまーるClubが行う住宅における電磁波対策」についてお話したいと思います。

ゆいまーるClubでは電磁波協会EMFAが定める基準に則って対策をしています。

その基準は前回のブログでも紹介しました。

上の基準を守ることで、以下のような効果を得られます。

①電気配線からの「電場」が減る

②電気配線からの「磁場」が減る

③家電からの「電場」が減る

 

これらを実現するために、ゆいまーるClubでは以下のような対策、工法を採用しています。

①家全体を「アース」する

②幹線は居室を避けて配線する

③アースターミナルコンセント付コンセントを設ける

 

〇家全体をアースする

地面と導体をつなげることでアースすることができます。

家の中で発生した電磁波を地面に逃がすことができるという事は、逆に落雷の際に強力な電流がアース線を通して家の中に入ってきてしまいます。

電磁波を外に逃がしつつ、雷による逆流を発生させない。

それを叶えるのが「伝導性シートスパンボンド」です。

この緑のシートが「伝導性シートスパンボンド」です。

このシートの性質は、電磁波を「集める事」です。

スパンボンドと地面をアース線でつなぐことで電磁波を外に逃がす、これが電磁波対策の基本的な仕組みです。

特徴1. 2~500MHzの周波数帯を吸収する

特徴2. 伝導性はあるが電流は流さない

特徴3. 機能は半永久的に持続する(経年劣化を起こさない)

特徴4. 通気性・耐水性に優れた繊維

特徴5. 安全性に優れた繊維(揮発性有機化合物不使用)

特徴6. 防臭・抗菌効果がある

 

〇スパンボンドの施工

木造住宅はそもそも構造体に伝導性がないので、家全体をアースする事ができないのです。

それを可能にしたのがこのスパンボンドでもあります。

電気配線からの電場を減らす目的で家全体にスパンボンドを壁と床の中に囲う形で施工します。

厚さが0.3mmなので、建築の施工にも影響はなく比較的シンプルに対策を講じることができます。

〇アース接続

家全体のアースは、床と壁に施工したスパンボンドをアース線を使って家の外にあるアース棒に接続する事で完了します。

〇メンテナンス

施工後も接続の確認を行えるよう、コンセントボックス内部で接続を行います。

万が一接続に不備が出た時、簡易的な仕組みがないと不具合が出るたびに壁を壊さないといけなくなりますのでそのための工夫です。

〇オールアースベーシックプラン

家全体をアースすることが絶対的ではなく、あくまでもそこで生活する人のスタイルと費用とのバランスを考え、必要最低限の対策をするプランです。

・長時間滞在する

・電磁波の影響を受けやすい子供の部屋

電磁波対策をするなら、少なくともこの2点を重視した対策を提案しております。

対策する部屋は「寝室」と「子供部屋」です。

 

ゆいまーるClubでは、標準仕様として「電磁波対策を講じた家」をご提案しております。

戸建住宅だけでなくマンションでも対策が可能です。

是非、電磁波について気になる方はお問い合わせください。なんでもお答えいたします。

次回のブログでは「実際どれだけの電磁波が発生しているの?」についてお話したいと思います。

ではまた来週!!

この記事を書いたスタッフ

監理・プランニング 星野 隼杜 hayato_hoshino

マンションリノベーションアドバイザー/電磁波測定士

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